「星のカービィ」のBGMで使用されていた"Meta Knight's Revenge"(メタナイトの逆襲)のアレンジ曲が、第64回グラミー賞にて「最優秀インストゥルメンタル編曲賞」を受賞した。
このアレンジについては丁度一年前ほどに投稿したこちらの記事で紹介しているため、今回は彼らを知らない方達のためにエイトビット・ビッグバンド(The 8-Bit Big Band)について説明しておこう。
エイトビット・ビッグバンド(The 8-Bit Big Band)は、ゲーム音楽を中心に演奏しているジャズ/ポップ・グループである。
メンバーは総勢65名に及び、その殆どはニューヨークで活躍するプロ・ミュージシャン。
この大所帯のリーダー兼アレンジャーとして活躍しているのが、ロサンゼルス出身のチャーリー・ローゼン(Charlie Rosen)だ。
1990年生まれのチャーリーは、3歳からピアノを習い始め、15歳になる頃にはミュージカル・バンドへ加入し、プロの道を進み始める。
その2年後にはニューヨークへ渡り、ブロードウェイ劇場での活動を開始。
そこではピアノだけでなく、ギター、ベース、パーカッションなども演奏し、マルチプレイヤーとして活躍していた。
チャーリーは2018年頃にエイトビット・ビッグバンド(The 8-Bit Big Band)を結成し、ラジオやコンサート等に出演。
同年の5月に『スーパーマリオシリーズ』、『ゼルダシリーズ』、『がんばれゴエモン』、『ファイナルファンタジー』をジャズ・アレンジした1stアルバム『プレス・スタート!』(Press Start!)をリリースした。
その後も精力的に活動を続け、2019年6月に2ndアルバム『チューズ・ユア・キャラクター!』(Choose Your Character!)、2021年には3rdアルバム『バックワーズ・コンパティブル』(Backwards Compatible)を発表。
今回グラミー賞を受賞した"Meta Knight's Revenge"(メタナイトの逆襲)は、サード・アルバムである『バックワーズ・コンパティブル』(Backwards Compatible)に含まれているため、興味のある方は要チェックだ。