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歴史に残る名曲”Just the Two of Us”を収録したスムースジャズ・アルバム『ワインライト』(Winelight)- グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)

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『ワインライト』(Winelight)は、サックス奏者のグローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)が1980年にリリースしたアルバムである。

11枚目のアルバムとなった本作は、1982年のグラミー賞にて最優秀ジャズフュージョンパフォーマンス賞を獲得。
また、ビル・ウィザーズ(Bill Withers)をボーカルに迎えた”Just the Two of Us”が最優秀R&Bソング賞を受賞するなど、グローヴァーの名を世界へ広めるきっかけとなる作品となった。

ちなみにこのアルバムには、ベースの名手マーカス・ミラー(Marcus Miller)、世界有数のドラマーであるスティーヴ・ガッド(Steve Gadd)も参加している。
彼らがリズム隊を結成している作品というだけで、興味をそそられる人も多いだろう。

さて、それではグローヴァー・ワシントン・ジュニアが生んだ名盤『ワインライト』(Winelight)の楽曲を紹介していこうと思う。

Winelight - Track Listing

No.TitleWriterLength
1.WinelightWilliam Eaton7:32
2.Let It FlowGrover Washington Jr.5:52
3.In the Name of LoveWilliam Salter, Ralph MacDonald5:26
4.Take Me ThereGrover Washington Jr.6:16
5.Just the Two of UsBill Withers, William Salter, Ralph MacDonald7:23
6.Make Me a Memory (Sad Samba)Grover Washington Jr.6:32

Background & Reception

1曲目は、アルバムのタイトルにも選ばれた”Winelight”
グローヴァー・ワシントン・ジュニアは、「スムースジャズ創始者の一人」とされているが、この楽曲もまさにそれを感じさせる都会的なサウンドで構成されている。
作曲を行ったのはギタリストのウィリアム・イートン(William Eaton)で、レイ・チュー(Ray Chew)もクラビネットにて参加。
最優秀ジャズフュージョンパフォーマンス賞にも選ばれた、インストゥルメンタルの名曲だ。

2曲目”Let It Flow”は、グローヴァー・ワシントン・ジュニアが作曲を行ったグルーブ感溢れるナンバー。
マーカス・ミラー(Marcus Miller)が奏でるスラップ・サウンド、またそれに答えるスティーヴ・ガッド(Steve Gadd)のドラミングも非常に心地が良い。
リズム隊であれば必聴の楽曲とも言えるだろう。

リチャード・ティー(Richard Tee)がローズ・ピアノを演奏している"In the Name of Love"は、3曲目に収録。
レコードA面のラストの曲ということもあり、ここでのグローヴァーはソプラノサックスにて落ち着いたサウンドを聞かせている。
作曲を行ったのは、ウィリアム・ソルター(William Salter)とラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald)。

4曲目"Take Me There"で聴くことのできるグルーブ感溢れるサウンドは、さすがマーカスとスティーヴといったところだ。
もちろん、その上を流れるグローヴァーのサックスのサウンドも忘れてはならない。
作曲はグローヴァー・ワシントン・ジュニア自身が行っている。

さてさて、皆様お待ちかねの"Just the Two of Us"は、5曲目に収録。
作曲を行ったのは、ボーカルも務めているビル・ウィザーズ(Bill Withers)、そしてウィリアム・ソルターとラルフ・マクドナルドの三名。
邦題では「クリスタルの恋人たち」と翻訳されているが、まさにクリスタルを思わせるような輝きのあるサウンドが随所に散りばめられている。
ビルの歌声と楽曲も完璧にマッチしており、1982年には自身2度目となるグラミー賞を受賞。
現在でも広く愛されている「歴史に残る名曲」だ。

ちなみにコード進行に大きな特徴があり、日本の音楽シーンでも「丸の内サディスティック」「夜に駆ける」「I LOVE…」など多くの楽曲で同じ動きが取り入れられている。
興味のある方は、是非聞き比べてみてほしい。

アルバムのラストを飾るのは、哀愁漂うサウンドが特徴の"Make Me a Memory (Sad Samba)"
作曲はグローヴァー自身が行っており、まさに「悲しいサンバ」のタイトルに相応しい演奏を披露している。
海沿いの道を夕日を見ながらドライブするときに選曲したい、そんなナンバーだ。

Winelight - Credit

グローヴァー・ワシントン・ジュニア(Grover Washington Jr.)- アルトサックス、ソプラノサックス、テナーサックス
リチャード・ティー(Richard Tee)- ローズ・ピアノ(Tracks 1, 3, 5, 6)
レイ・チュー(Ray Chew)- クラビネット(Track 1)
ポール・グリフィン(Paul Griffin)- クラビネット(Track 1)、ローズ・ピアノ(Tracks 2, 4)
エド・ウォルシュ(Ed Walsh)- オーバーハイム(Tracks 1-4, 6)
ビル・イートン(Bill Eaton)- オーバーハイム(Track 8)
エリック・ゲイル(Eric Gale)- ギター
マーカス・ミラー(Marcus Mille)- ベース
スティーヴ・ガッド(teve Gadd)- ドラム
ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald)- コンガ、パーカッション、シン・ドラム
ロバート・グリーンニッジ(Robert Greenidge)- スチールドラム
ヒルダ・ハリス(Hilda Harris) - バックボーカル(Track 5)
イボンヌ・ルイス(Yvonne Lewis) - バックボーカル(Track 5)
ウランダ・マックラフ(Ullanda McCullough)- バックボーカル(Track 5)
ビル・ウィザーズ(Bill Withers) - リードボーカル(Track 5)

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