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リズム・ギターの学習に最も適した教則本『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)- チャールトン・ジョンソン(Charlton Johnson)

『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)- チャールトン・ジョンソン(Charlton Johnson)

『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)は、2001年にチャールトン・ジョンソン(Charlton Johnson)がリリースした教則本である。

もしあなたが「リズム・ギターを学びたい」「ビッグバンドでギターを演奏したい」「4つ切り(Four-to-the-Bar Comping)を学習したい」「フレディ・グリーン(Freddie Green)のようなギターを奏でたい」と考えているのであれば、本作品ほど適した教則本はないだろう。
なぜならば、この『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)は、「世界No.1のリズム・ギタリスト、フレディ・グリーン(Freddie Green)のスタイルを基にコンピング(伴奏)を学ぶことのできる唯一の音楽書籍」だからである。

加えて、著者のチャールトン・ジョンソン(Charlton Johnson)は、実際にカウント・ベイシー楽団で6年間ギタリストとして活躍していたプロのミュージシャン。
そのため、内容が実践向きでそのままライブで使える奏法が詰め込まれている。
しっかりとこの本に書いてある内容を理解し、鍛錬に励めば、必ずあなたのギタープレイに良い影響を与えることだろう。

さて、ここからはチャールトン・ジョンソンの簡単な経歴、そして本作品の内容を紹介していこう。

チャールトン・ジョンソン(Charlton Johnson)は、14歳の頃からテネシー州メンフィスの音楽シーンで活動しているギタリスト。
1980年にメンフィス大学を卒業後、同校のジャズ講師としても活躍しながら、カウント・ベイシー楽団(Count Basie Orchestra)に参加する機会を得る。
その後、6年もの間、フレディ・グリーン(Freddie Green)の後釜として活動し、5枚のアルバムをレコーディング。
その内のジョージ・ベンソン(George Benson)と共演した『ビッグ・ボス・バンド』(Big Boss Band)ではグラミー賞を獲得するなど、輝かしい実績を築いていった。
楽団を退団した現在も、カーメン・ブラッドフォード(Carmen Bradford)らのレコーディングに参加するなど、精力的に活動の幅を広げている。

そんな一流のギタリストであるチャールトンが作り上げたのが、この『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)
内容は最初から最後まで”コンピング(伴奏)について”書かれた珍しい教則本である。

実際のところ、ギターという楽器は伴奏を占めることが殆どだが、中々それにフォーカスを当てた教則本が少ない。
しかし、この『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)は、チャールトンがフレディ・グリーンから学んだ奏法や音楽理論が丁寧に説明されている。
特にビッグ・バンドのギターは伴奏が演奏の99%を占めるため、ビッグ・バンドのギタリストにとって、本作品は「バイブル的な存在」といっても過言ではないだろう。

また、ここに記載されているコードフォームや音楽理論は、ジャズ・コンボでの演奏にも非常に役に立つことを明記しておこう。
特にドロップヴォイシングを活用した6弦中心のコードフォームは、音の厚みを作る際に参考になること間違いなし。

ビッグ・バンドのギタリストはもちろん、ジャズ・ギタリストにも是非お勧めしたい教則本、それが『スウィング&ビッグ・バンド・ギター』(Swing & Big Band Guitar)なのだ。

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