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エンターテイナーなトリオが生んだジャズ・アルバム『ベッドで煙草はよくないわ』(Don't Smoke In Bed)- エディ・ヒギンズ・トリオ(Eddie Higgins Trio)

『ベッドで煙草はよくないわ』(Don't Smoke In Bed)- エディ・ヒギンズ・トリオ(Eddie Higgins Trio)

ジャズ・ピアニストとしては珍しくキャッチーでメロディアスな演奏で注目を集めたエディ・ヒギンズ(Eddie Higgins)。
アメリカはもちろん、日本での人気も高く、鈴木直樹、河上修など日本のジャズメンとも共演。また、新宿のことを歌った”Shinjuku Twilight”と呼ばれる楽曲も作曲するなど、ここ日本との繋がりも強いアーティストだ。

2000年、エディはピアノ・ギター・ベースのトリオで『ベッドで煙草はよくないわ』(Don't Smoke In Bed)をリリース。
今作の特徴は、本格的なジャズ・アルバムながら、多くの人が親しみやすい音楽に仕上がっていることだ。
この理由としては、はやりサイドマンとしてジョン・ピザレリ(John Pizzarelli)、ジェイ・レオンハート(Jay Leonhart)が参加していることが大きいだろう。

ジョン・ピザレリ(John Pizzarelli)は、バッキー・ピザレリ(Bucky Pizzarelli)を父に持つシンガー兼ギタリスト。陽気でスウィンギーな歌声とギターで世界中のファンを魅了するジャズ・ミュージシャンだ。

ジェイ・レオンハート(Jay Leonhart)は、ジャズだけにとどまらず、ポップ、ロック、メタルなど様々なジャンルを熟すことのできるアーティスト。ジェイもまた、スウィング感溢れる演奏が特徴のベーシストである。

エディ、ジョン、ジェイの共通点は、ジャズ・ミュージシャンでありながら、エンターテイメント性も併えていること。
今作『ベッドで煙草はよくないわ』(Don't Smoke In Bed)でも、収録されているのは典型的なジャズ・スタンダードばかり。しかし、この三名の演奏により、ジャズ初心者でも聞きやすく楽しめるアルバムに仕上がっているのだ。

ジャズでは珍しいドラムレスのトリオではあるが、そこは流石リズム・ギタリスト、バッキーの息子、しっかりと楽曲を支えている。プレイヤーであれば、ドラムレス・トリオの参考音源としても活用できる作品と言えるだろう。
ちなみに『ベッドで煙草はよくないわ』(Don't Smoke In Bed)は『スイングジャーナル』(Swing Journal)にてゴールド・ディスク認定されている。

Don't Smoke In Bed - Track Listing

No.TitleWriterLength
1.Close Your Eyes5:25
2.That Old Feeling4:06
3.I Didn't Know About You4:16
4.The Night Has A Thousand Eyes5:57
5.Something Cool4:05
6.Where Or When6:53
7.Day-Dream4:46
8.Brown-Eyed Beauty6:35
9.Black Coffee5:33
10.Golden Earrings3:28
11.Don't Smoke In Bed4:22
12.Too Marvelous For Word3:46

Don't Smoke In Bed - Credit

エディ・ヒギンズ(Eddie Higgins)- ピアノ
ジョン・ピザレリ(John Pizzarelli)- ギター
ジェイ・レオンハート(Jay Leonhart)- ベース

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