音楽界のレジェンド、スティーヴィー・ワンダー（Stevie Wonder）が15年ぶりとなる新曲を公開した。
この2曲はYouTube上で視聴することが出来るため、興味のある方は要チェックだ。
"Can't Put It In The Hands Of Fate"
若手実力派ラッパーの4人が参加しているグルーブ感溢れる楽曲。スティーヴィーのサウンドとラップのリズムがマッチしたヒップホップナンバーだ。参加したメンバーは以下の通り。
バスタ・ライムス（Busta Rhymes）
ミリオンセラーの作品を複数枚持つ人気ラッパー。2002年にはマライア・キャリー（Mariah Carey）と"I Know What You Want"を共作している。また今年の9月には現在注目されている人気ラッパー、トリッピー・レッド（Trippie Redd）とコラボ。"I Got You"というタイトルでこちらもYouTube上で公開されている。
コーデー（Cordae）
2019年にアルバム『ザ・ロスト・ボーイ』（The Lost Boy）でメジャーデビューを果たす。この作品は全米ビルボードチャートで13位を記録し、コーデーの名を一躍アメリカへ轟かせた。余談ではあるが、大坂なおみと交際しており、音楽活動以外でも注目を集めているアーティスト。
ラプソディー（Rapsody）
ノースカロライナ出身の女性ラッパー。2010年にDJ Premier(DJプレミア)、Big Daddy Kane(ビッグ・ダディー・ケイン)と共演している。また2019年にリリースした楽曲"Ibtihaj"ではR&B界のレジェンド、ディアンジェロ（D'Angelo）と共演を果たし、注目を集めた。
チカ（CHIKA）
アラバマ州出身の女性ラッパー。1997年生まれと若手ながら、トランプ大統領を支持するカニエ・ウエスト（Kanye West）を皮肉ったリリックで注目を集めた。また、自身の体験や想いを正直に発信する姿勢は多くの人達の共感を呼び、急激にフォロワーを増やしているアーティストでもある。
"Where Is Our Love Song"
初期のスティービーを思わせるような暖かさがある楽曲。こちらはゲイリー・クラーク・ジュニア（Gary Clark Jr.）が参加しており、美しいギターのサウンドを奏でている。スティービーが1969年に発表した"My Cherie Amour"が好きな方であれば、このナンバーもきっと気に入るだろう。
ゲイリー・クラーク・ジュニア（Gary Clark Jr.）
テキサス州出身の世界でも有数の実力を持つブルースギタリスト。若手ながらエリック・クラプトン（Eric Clapton）、B.B.キング（B. B. King）などレジェンド達との共演を果たしており、30歳になる2014年にはグラミー賞も受賞している。ギタリストであれば必聴のミュージシャンと言えるだろう。