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洗礼されたファンク・サウンド。都会的な雰囲気を持つアルバム『ライブ・フロム・ザ・インサイド』(Live From The Inside)- ブライアン・カルバートソン(Brian Culbertson)

「ライブ・フロム・ザ・インサイド」(Live From The Inside)- ブライアン・カルバートソン(Brian Culbertson)

もしあなたが、ピアノ・サックス・トロンボーン・トランペット・ベース・ドラム・ギターのいずれかを演奏しているのであれば、ブライアン・カルバートソン(Brian Culbertson)のアルバム『ライブ・フロム・ザ・インサイド』(Live From The Inside)を聴くことをお勧めする。
ブライアンはピアノをメインに、トロンボーン、ベース、フリューゲルホルンなど、様々な楽器を演奏するアメリカ出身のマルチプレイヤー。彼の音楽は、ファンク・ミュージックに都会的なR&B、フュージョンの要素がミックスされた"オシャレな楽曲"が多い。
2009年、彼は自然なアンサンブルを重視した作品を制作する為、実力派ミュージシャンを集め、スタジオでライブを行い、それを音源化するという方法を行った。そこで完成したのが『ライブ・フロム・ザ・インサイド』(Live From The Inside)だ。

ではなぜ、このアルバムが楽器奏者にお勧めなのか。

その理由は、本物のミュージシャンのサウンドを肌で感じることが出来るからだ。
楽曲はほぼインストで、一流の演奏家が奏でるサウンドを存分に堪能できる。個々の楽器をフューチャーしたソロ回しも多く、「楽器毎の違った特徴」も楽しめる。本来、ソロ回しが長くなりすぎると曲の完成度が落ち、聞いていて飽きるパターンが多い。しかし、ブライアンの楽曲はフュージョンらしく曲全体の流れが構成されており、キメも多い為、退屈することはないだろう。

収録曲はブライアンのオリジナル曲に加え、このアルバムで初めて発表する新曲も含まれている。
レコーディングはロサンゼルスに本社を置くキャピトル・レコード(Capitol Records)のスタジオAで録音された。スタジオAは1956年に建てられ、フランク・シナトラ(Frank Sinatra)サム・スミス(Sam Smith)、ミューズ(Muse)なども使用歴がある有名な製作所である。歴史のあるレコード会社だけあり、マスタリングも非常に聴きやすく心地の良いサウンドに仕上がっている。

色々な角度から楽しむことができるアルバム『ライブ・フロム・ザ・インサイド』(Live From The Inside)。楽器プレイヤーはもちろん、オシャレな音楽を探している方にも是非お勧めの一枚だ。

Live From The Inside - Track Listing

No.TitleWriterLength
1.Get It OnBrian Culbertson6:46
2.Always RememberBrian Culbertson4:19
3.Do You Really Love Me?Brian Culbertson5:10
4.Come to MeBrian Culbertson6:23
5.GoBrian Culbertson3:59
6.All About YouBrian Culbertson2:43
7.Hookin' UpBrian Culbertson3:54
8.Let's Get StartedBrian Culbertson3:11
9.On My MindBrian Culbertson5:35
10.Back in the DayBrian Culbertson2:35
11.So GoodBrian Culbertson6:43
12.Our LoveBrian Culbertson4:44

Credit

ブライアン・カルバートソン(Brian Culbertson)- ピアノ、トロンボーン、ベース
シェルダン・レイノルズ(Sheldon Reynolds)- ギター、ボーカル
レイ・パーカー・ジュニア(Ray Parker Jr.)- ギター、ボーカル
エリック・マリエンサル(Eric Marienthal)- アルト、テナー、バリトンサックス
デイヴ・コーズ(Dave Koz)- ソプラノ、テナーサックス
エリック・ダリウス(Eric Darius)- テナーサックス
マイケル・リントン(Michael Lington)- アルト、テナーサックス
ウェイン・ブルース(Wayne Bruce)- ギター
ラマー・ジョーンズ(Lamar Jones)- ベース
クリス・ミスケル(Chris Miskel)- ドラム
エディ・ミラー(Eddie Miller)- キーボード、ハモンドB3、ボーカル
レニー・カストロ(Lenny Castro)- パーカッション
マルクエール・ジョーダン(Marqueal Jordan)- テナーサックス、ボーカル
マイケル・スティーバー(Michael Stever)- トランペット、フリューゲルホルン、キーボード
ロブ・シェーラー(Rob Scherer)- トランペット、フリューゲルホルン
ニック・レーン(Nick Lane)- トロンボーン

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